Ripple研究所

Rippleは金融の仕組みを本当に変えるか? -リップルの仕組みと用語の解説-

Rippleのコンセンサス・システム

圧倒的な取引速度

ビットコインは送金するのに数分〜数10分かかるが、 リップルは独自に開発したコンセンサスシステムで3~6数秒での送金を実現した。

これは仮想通貨としては非常に画期的なこと!

どうやって高速な取引を実現したか

そもそも、なぜビットコインをはじめとする暗号通貨は数分〜数10分も送金に時間がかかるのか? 同じ仮想通貨なのに、XRPはものの数秒で送金が可能になるのだろうか?

それはXRPが他の仮想通貨とは違うコンセンサス・システムを採用しているからに他ならない。

ビットコインのコンセンサス・システム

Rippleのコンセンサス・システムを見る前にビットコインのコンセンサス・システムを見てみよう。

ビットコインはプルーフオブワーク(PoW)を採用しており、 これは取引履歴を改竄するコストが非常に高く、そのコストの高さが安全性を担保している。
計算量が多いため、その計算にかかる時間の分だけ取引にも時間がかかるようになっている。この計算作業のことをマイニングという。

巷の暗号通貨と呼ばれるものはほとんどがこの方式を採用しており、仮想通貨といえばこの仕組みを採用しているものが多い。

ビットコインのコンセンサス・システムの欠点

ビットコインのコンセンサス・システムは非常に計算に時間がかかるため、取引にも時間がかかり、取引できる量が少ないという欠点がある。

具体的には7tps(取引/秒)。

VISAやMasterなどといった既存のトランザクション処理サービスは、最大で45,000tps程度。

ビットコインはVisaやMasterの6400分の1程度しか処理できない。

このスケーラビリティ問題があるため、ビットコインが世界的に使われるまで普及しないのではないかと考える人たちが多い。

www.tottemoyasashiibitcoin.net

Rippleのコンセンサス・システム

では、Rippleのコンセンサス・システムはどうなっているのだろうか。

Rippleは信頼できる一部の承認者(validator)による投票で取引を承認できるようにした。この承認システムには時間のかかる計算が必要ないため、取引を承認するまでにかかる時間が3~6秒と高速にすることができた。 

この仕組みを採用しているため、Rippleは仮想通貨であっても暗号通貨ではないので、この点は他の仮想通貨と分けて考えることが必要である。

Rippleのコンセンサス・システムの欠点

承認者のほとんどはRipple Inc.が管理しているサーバーが決めている。
つまり現在のところは取引の承認は全てRipple Inc.によって決まっているということ。

これが俗に中央集権的システムと言われている所以である。

Rippleのコンセンサス・システム 欠点の克服

Ripple Inc.は、欠点を克服するために取り組みを行っており、いずれ自社のValidatorを停止し、各ノードが自由に承認者リストを選べるようにする方針のようだ。